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<title>此の花さうし</title>
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<description>言わず語らぬ我が心　花の外には松ばかり　</description>
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<title>しばし</title>
<description> 旅に出ます。探してもむだです♪花組芝居『ナイルの死神』 や新橋演舞場花形歌舞伎やアルフィー秋ツアー神奈川県民ホールの所感は、１２月までお待ちください（課題殖えてるー！）とりあえず……愛之助さまLOVE！どうする!? どうする私！春の日生劇場の衆道モノ、観に行っちゃう!?（爆）でもなー、スーパーヒーロー愛さまが好きだと思うんだよなー自分。お稚児な愛さまは果たしてどうなのか。つーことで、師走の到来を乞うご期待？
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<![CDATA[ 旅に出ます。<br />探してもむだです♪<br /><br />花組芝居『ナイルの死神』 や新橋演舞場花形歌舞伎やアルフィー秋ツアー神奈川県民ホールの所感は、１２月までお待ちください（課題殖えてるー！）<br /><br />とりあえず……愛之助さまLOVE！<br />どうする!? どうする私！春の日生劇場の衆道モノ、観に行っちゃう!?（爆）<br />でもなー、スーパーヒーロー愛さまが好きだと思うんだよなー自分。お稚児な愛さまは果たしてどうなのか。<br /><br />つーことで、師走の到来を乞うご期待？ ]]>
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<dc:subject>千代木</dc:subject>
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<dc:creator>むめ</dc:creator>
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<title>固く縺れて解けない</title>
<description> さて。んで、白いごはんのない満漢全席のチームですけども。もうこれ閉じる必要ないですか？ このままいきますよ？バージョン１物思いに沈む曽世オーシーノ。物陰からそっと見つめる山本シザーリオ。振り返る曽世オーシーノ。さっと顔を逸らして壁を触ってみたり、タイルに合わせて指で四角をつくってみたり白々しく誤魔化す山本シザーリオ。曽世オーシーノ　「うん。正方形」山本シザーリオ　「…………」バージョン２物思いに沈む曽
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<![CDATA[ さて。んで、白いごはんのない満漢全席のチームですけども。<br />もうこれ閉じる必要ないですか？ このままいきますよ？<br /><br />バージョン１<br />物思いに沈む曽世オーシーノ。物陰からそっと見つめる山本シザーリオ。<br />振り返る曽世オーシーノ。さっと顔を逸らして壁を触ってみたり、タイルに合わせて指で四角をつくってみたり白々しく誤魔化す山本シザーリオ。<br />曽世オーシーノ　「うん。正方形」<br />山本シザーリオ　「…………」<br /><br />バージョン２<br />物思いに沈む曽世オーシーノ。物陰からそっと見つめる山本シザーリオ。<br />振り返る曽世オーシーノ。さっと顔を逸らして壁を触ってみたり、タイルに合わせて指で四角をつくってみたり白々しく誤魔化す山本シザーリオ。<br />曽世オーシーノ　「朝起きたら出っ張ってたんだ」<br />山本シザーリオ　「……!?（他のでっぱりも気にする）」<br />曽世オーシーノ　「そっちもだ」<br /><br />バージョン３<br />物思いに沈む曽世オーシーノ。物陰からそっと見つめる山本シザーリオ。<br />振り返る曽世オーシーノ。さっと顔を逸らして壁を触ってみたり、タイルに合わせて指で四角をつくってみたり白々しく誤魔化す山本シザーリオ。<br />曽世オーシーノ　「水色かグレーか微妙なところだ」<br />山本シザーリオ　「？」<br /><br />私としてはやはりここは、「正方形」 の一言のみのシャープなシュールさが好みですね！（何の話だ）<br /><br /><br />いやしかし騒々しいチームだわ、こいつら。回数経たらそのうち笠原さんも疲れてきて多少はおとなしくなるんじゃないかと思ってたら、とんでもない。そのエネルギー無尽蔵。容赦なし。青木アンドルーをすっかりワンコ扱いで飼いならしておられます（犬の躾は正式には英語で行うによって、号令は「ハウス！」）<br /><br />そしてやはりこちらチームは双子が主張します。口数がそう多いわけでもないのに、なんかめちゃめちゃ主張します。よって、運命に翻弄された双子ストーリーが芯で展開するので、兄妹の再会は非常に感動的ですね。そりゃもう、それぞれの恋の成就を上回る濃密さで（爆） <br />互いに吸い寄せられるように指先から差し伸べられた手が触れ合う寸前、「抱きしめるのは、待って」 って高度焦らしプレイな山本シザーリオ（ヴァイオラ？ どっち呼びが適切？） が素晴らしいです。なんだかどうにも禁断めいた微妙な雰囲気で（爆）<br />いやもう、お兄ちゃん素敵ですよ。<br /><br />奥田くんてのは「山本班」 の常連メンバーつうか、むしろ筆頭くらいの勢いだと思ってるんですけど、やはりとっても、山本さんと相性の良い芝居をするなあという気がします。「相手役」 として向いてるかどうかってのは微妙なところなんですが、同じチームには絶対いるべき。『ドリアン・グレイ』 のときも、最も心躍る“シヴィルの弟との対決シーン” は幻の混合紫チームでしたからね！<br />それはともかく、今回の奥田セバスチャンの特筆すべき点は、なんといっても牧島アントーニオとのコントかつ危うい関係です。奥田くんは相手のアクションに非常にビビッドな反応を返すので、ほもネタが笑いとして非常に巧く入ってくるんですねー。冒頭の座長船長とのアクシデント（嵐に押されてほっぺにちゅー） とかも。いい仕事してます。<br />だからこっちの組のが牧島アントーニオの報われない哀れさと暑苦しい変態さが非常によく浮き上がってきてて、大団円（？） のエンディングにちょっぴり胸きゅんな切なさを残します（笑）<br /><br />んでこの牧島アントーニオさんは、ヒーロー然と大活劇する際に絡んでるのが勘違いで山本シザーリオ、というあたりが絵面的に美味しいところです。そこらへんよく出来てますよねえ戯曲。シザーリオとサー・アンドルーの間にすぱーん！ と割り込んできて、ばっとシザーリオ庇うのとか、裏切られた悲しみに剣を向けるのとか。<br />ところでお財布についてる巨大な猫は、あれは牧島氏の私物でしょうか、もしや。<br /><br />山本シザーリオは――シザーリオ、と敢えて言いたい、ヴァイオラでなく（字あまり）――いろんなお席で拝見しましたが、遠目になるほど美しいのが素晴らしいです。――って、接写がキビシイって意味ではないですよ！ そこ断固として勘違い禁止。遠方の席から観たときに美しく見えるっていうのは、つまり天与の造作の問題じゃないところで勝負かけてるってことなので。舞台人はかくありたいですよ。<br />山本シザーリオの好きだったシーンはねえ、あそこです、はじめてオリヴィアさんちへ行って、姫君と初邂逅するところ。恋敵の美しさに憧憬と羨望を包み隠さず抱きながら、「気位が高すぎます！」 ってお説教するところ。すーごい女子なんだ、これが。ついうっかり、誤魔化すの忘れて女子立場で言っちゃってるんですよ、可愛い。<br />あれはねえ、「あんたサイテー」 って責める意味で言うのではないのです。「酷い方」 って言うけれど、それはつまり、「公爵カワイソー」 ということではなくて、「そんなんじゃ貴女いつまでたっても幸せになれない」 って言ってるんです。公爵のためではなく、姫のために――それもついうっかり無作為に出てきてる言葉なので、だからこそ初対面の年下のお小姓なんぞにオリヴィア姫も心奪われてしまうんだろうと思うのですよ。<br />そういうお節介なくらいの女子ニュアンス滲んでて、このシーンの山本シザーリオがとても好き。<br /><br />まあでも、前にも何かの折に言ってる気がするんですが、一途に好き好きｖ って役柄は果たして山本芳樹に似合ってるんだかどうだかは謎が残るところですね（爆） 曽世オーシーノ公の眼差しスルーな鈍感っぷりを見るにつけ、「ほんとはこっちかもしれんな……」 と思うこと数度（笑）<br />ともあれ、合ってるかどうかはともかく、その眼差しの切なさは流石の山本芳樹さんであります。<br />あとこの人はやっぱり台詞が上手いですよねえ。ちょっとした端々のニュアンスとかが。微妙～な表情のつけ方がとっても巧みなので、どんな遣り取りも絶対に単調にならない。<br /><br />ところで、シザーリオの台詞の中で、わたし的に最重要だと思っている一群がざっくり抜かれてしまってるんですが、これはいったいどうしてなのかなあ。単純に尺の問題だというなら後半のバカ騒ぎをちょっと切り詰めりゃいいだけなので、入っててもいい気がするのに。<br />あのー、あれです。恋する男オーシーノがアンニュイに音楽聴きつつ物思いに耽ってて、んでシザーリオと「男ってなぁ――」 的な話をする、あそこ。元戯曲には確か、男は激しい恋をするものだけど女はそこまでの深い想いを抱えきれない、みたいな非常に男根主義的差別意見を公が開陳してて、んでそれに対してシザーリオが、いやいや女だって死ぬほどの恋をするんですよ現に私の妹だって――と、存在しない妹の悲恋ストーリーを捏造して、恋に死んだ妹に託して公への想いを遠回しに伝えたりする場面が、あった、はず。たぶん。<br />ここはもうヴァイオラ/シザーリオ役者の腕の見せ所だと思うんですけど…………しかも『十二夜』 の最重要テーマが語られてる部分だと思うんですけど…………なぜ削除だったでしょーか。これがないと全体の話の核が変わってきてしまう気すらするんですが――そんなことない？ ここの場面が効いてくると、たぶん全体に恋するヴァイオラと恋するオリヴィアと恋するマライアの三女傑が俄然前面に出てきて、女子の本気恋って話になってくるはずなんですよ。<br />しかしライフ版はどういうわけだかここ排除だったので、全体としては道化フェステの復讐譚としてまるっと一本、筋を取る構成になっとりました。いやそれでもちろん破綻もしないし、そこも大事なラインではあるのだけれども。<br />あとそう、ここがあるからこそ、ラストのオーシーノの変節っぷりも「ようやく真実に気づいた」 的な路線に乗せることができて、軽薄っぽさを回避できると思うのですよ。曽世オーシーノさんはだから、やや唐突な人になってしまったキライもなきにしもあらず。<br /><br />ま、そんなことはともかく。<br />その曽世オーシーノ公の変節シーン。「幸せな難破の仲間入りをさせてくれ」 ってこの人があんな拵えで言うと、どういうわけだか「難破」 が「ナンパ」 って聞こえます（爆） <br />――あっ、しまった、まんまと軽薄になってる！<br />やーでも曽世オーシーノさまは素敵でした。究極に王子さまで恥ずかしくてたまらんです。超褒めてます。曽世さんはいついつまでも末長くあのポジションをキープし続けてほしい。<br /><br />石飛マライアさんは、見た目の割に実はとっても乙女な人で可愛かったです。恋をすると臆病になっちゃうのよ的な。笠原トービーの前ではちょっと俯き加減になっちゃうのに、青木アンドルーのことは平気で引っ叩いててすごく可愛い。でも「象亀クイーン」 はあんまりだと思いました、笠原さん！（笑）<br />笠原さんの自由っぷりはもう、何も言うまいという感じでありますが、千秋楽で青木アンドルーがメタボについて言及しており、天晴れと思いました。うん、やっぱり、腹回りは自由すぎてはいけない！（笑）<br /><br />笠原トービーはとにかくオリヴィア家を霍乱しまくってるんですけれども、あのいかにもちゃらんぽらんで無責任で遊び人な感じが、非常に似合ってました。はやり笠原さんの持ち味は、「優雅なお貴族さま」 というよりは不良貴族だと思うんですよ。血筋は確かなはずなのに育ちがてきとう、みたいな。いかにも万年独身貴族な人なだけに、最後ついに身を固める決心をするのが微笑ましくてよろしいです。<br /> <br />その姪の舟見オリヴィアさん。最初観たときにすっごいイイ！ と思って、その後及川さん観てから再度観たら、やっぱり及川さんの貫禄や威風には及ばぬところ多々あるなあとは思いつつも、でも彼は彼として、持ち味活かしたとてもよいオリヴィア姫だったです。「痩せるわーーーツ！」 ってよりはバストアップあたりを狙った方が現実味あるのではないかと提言しつつ（笑）<br />舟見オリヴィアの非常に好きだった１シーンは、シザーリオがやってくる前、マライアが取り次ぎにきて「すごい美男子です」 って耳打ちしたときの、にへらぁ～っと崩れるイヤラシイ表情ですね。あれ最高。かなりグッジョブ。あと現ナマの手渡しっぷりがかなり成金じみてて素敵です。――ちょっと待って、それってつまり、実は舟見オリヴィアは相当オヤジ体質だったってこと？ いま気づきましたが。<br /><br />ところで、これはライフ版に限ったことではないんですが、それでも特にライフ版舟見オリヴィアで強く感じたんですが、オリヴィア姫的にあの結末はあれで本当によかったんですか？（←何が）<br />いや、なんかさ、ほんとにセバスチャンでよかったのかなと思って。いつもそれが気懸かりなんですよ。<br />セバスチャンは、いいと思うんです。異論ないでしょう。いきなり初対面で優しくされて、戸惑いながらも思いっきりフォーリンラブなので。ヴァイオラはオーシーノ公で当然異論ないし、オーシーノさんもシザーリオはふつうにお気に入りだったし基本的に彼は浮気者っぽそうなのでいきなりの方向転換も無問題だと思うんですよ。<br />だがしかしオリヴィア姫は。この頑なで一本気な姫は、「シザーリオ」 が好きだったんです。見た目の美しさはもちろんシザーリオの美質のひとつではあったでしょうが、それでも彼女は絶対に顔にだけ恋する女ではないと思うのです。彼女は「シザーリオ」 だから好きになったんじゃないのかな。それはつまり、男と偽って巧みに誤魔化してはいるけれど、真実は女の身体を持ち女の感性を持った、虚構の人格を。兄追悼のため恋なんかしないわ！ とか言ってた彼女にとって、シザーリオが男ではなく、リアルでもなかったところが何より重要だったんじゃないかと思うにつけ、彼女の今後の結婚生活が不安でなりません（←大きなお世話）<br />なんだかねえ、この先義妹と顔を合わせる度に、そこに失われた「シザーリオ」 を幻視してやるせない思いをしたり、あまつさえそれで夫のセバスチャンが「なんだか違うわ…」 っていう気がしてしまって夫婦間に溝ができたり、しやしないかと思って（←だから要らんお世話）<br />まあ、人は添うてみよって言うしな。<br />運命は人間の手にはどうにもままならないものなので、いつか時が解してくれる――はず。<br />そうそう、それぞれに伴侶を得たオーシーノ公とオリヴィア姫は、過去の関係を水に流して生涯の良き友になりそうだなと、曽世オーシーノと舟見オリヴィアのラストあたりの遣り取りを観てると思うのでした。あそこちょっと幸せになる。<br /> ]]>
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<dc:subject>はなぐるま</dc:subject>
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<title>See that girl, watch that scene</title>
<description> Dig in the Dancing Queen!『十二夜』、雪月花チーム（←え、そういうことですよねえ？） も観てきたのでですが、もうこれ――
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<![CDATA[ Dig in the Dancing Queen!<br /><br />『十二夜』、雪月花チーム（←え、そういうことですよねえ？） も観てきたのでですが、もうこれ―― ]]>
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<dc:subject>はなぐるま</dc:subject>
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<title>ふっかつしますよ。</title>
<description> 放置しましたねえ～～、壮観（←他人事）いやまったく、多忙とかそういうことでもなかったはずなんですけども。順調に『十二夜』 も観ましたよ、主にα組ですが（爆）、でもβも観てますよ！ 及川クイーン最高。んでもって合間で花組の『ナイルの死神』 とかも観ているんですよ。もういっちょ合間で『ヘンリー六世』 の上演時間９時間に参戦するつもりでいたのですが、諸般の都合により叶わず――ッ！ 無念であります。ということでです
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<![CDATA[ 放置しましたねえ～～、壮観（←他人事）<br /><br />いやまったく、多忙とかそういうことでもなかったはずなんですけども。<br />順調に『十二夜』 も観ましたよ、主にα組ですが（爆）、でもβも観てますよ！ 及川クイーン最高。<br />んでもって合間で花組の『ナイルの死神』 とかも観ているんですよ。<br />もういっちょ合間で『ヘンリー六世』 の上演時間９時間に参戦するつもりでいたのですが、諸般の都合により叶わず――ッ！ 無念であります。<br /><br />ということでですね、今後ぽちぽちα感想β感想花組感想が上がって参る予定でおります。<br />他にも映画感想だのＤＶＤ感想だの上げたいものは多々ありながら。<br />時間がないわけではないんです、単に根性がないだけなんです！ 誰かっ、私に根性をください！<br /><br />ということで自分にカツ入れする目的なだけの書き込み（爆） ]]>
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<dc:subject>千代木</dc:subject>
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<title>其の数知れず落椿</title>
<description> ぬばたまの黒にほたりと、血の色に赤く椿の花。初日を観てきたもの。アトリエ・ダンカン　プロデュース　『翻案劇　サロメ』 ＠東京グローブ座毎年恒例の女方・篠井英介×演出家・鈴木勝秀企画の第三弾なんですけども。正直、やーらーれーたーーー！ と。そーきたかーーーー！と。和モノだからって桜散らしたりしないんです。椿ですよ。真っ赤な椿をほたほたと、キャットウォークからひとつずつ、最終的には無数に、落としてくるん
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<![CDATA[ ぬばたまの黒にほたりと、血の色に赤く椿の花。<br /><br />初日を観てきたもの。<br />アトリエ・ダンカン　プロデュース　『翻案劇　サロメ』 ＠東京グローブ座<br /><br />毎年恒例の女方・篠井英介×演出家・鈴木勝秀企画の第三弾なんですけども。<br />正直、やーらーれーたーーー！ と。そーきたかーーーー！と。<br />和モノだからって桜散らしたりしないんです。椿ですよ。真っ赤な椿をほたほたと、キャットウォークからひとつずつ、最終的には無数に、落としてくるんです。舞台上の光景はそりゃーもうなまめかしくってですね、その美意識にはほとんど嫉妬しそうな勢いでした。うわーちくしょう、羨ましい！（←なにがだ）<br />だってー、しかも見た目に美しいばかりじゃないんですもん。<br />椿って日本趣味ど真ん中なのに絶妙に盲点突いてて新鮮だし、黒と赤の組合せが和モダンで強烈に粋だし、しかもサロメと和モノが直交してそのまま斬首イメージにまで通じてしまうという。さらーに生娘から女へと変貌を遂げるサロメ姫の処女喪失も象徴できてしまったりして。石１個投げて何羽の鳥を落とすつもりなんですかスズカツさん！<br />うわー、椿だー。椿ですよー。カメリアー！（←だから何なのよ）<br /><br />話的にはもはや「サロメ」 とタイトルに冠する必要があるのかどうなのか微妙なくらい、聖書もヘブライも無関係なことになってましたけども。出演者情報がいつまで経っても４人のままなので、「ほんとに四人芝居で行く気なんだー…」 と観る前からすでに驚愕気味だったんですが、さくさくさくっと王と王妃と姫と預言者の部分だけ抜いてきて、最小形態４人でスマートに主要なストーリー組み上げてました。ときたま若干、下座（？） の皆さんのお声を借りつつも。<br />つうか、要するに親衛隊長とかヘロディアの侍童とかはいなくても物語は成立するってことですね？（爆）<br />登場人物は“サロメ” とも“ヨカナーン" とも“ヘロデ王” とも“ヘロディア” とも呼ばれることはなく、ただひたすらに「姫」 と「修験者」 と「王」 と「王妃」 なのでありました。<br />やーでもこれね、オーブリー・ビアズリーがこの舞台を観たら狂喜乱舞したことと思いますよ。乱舞して、森山開次さんの絵姿をめちゃめちゃたくさん描いたことでしょう。ミシマもこの舞台を観たら賞賛したと思う（でもちょっと嫉妬もしているので、自分の妬心を懸命に隠そうとしつつ微妙な賞賛ぶりだと予測）。少なくとも篠井サロメは彼の理想のサロメ像をかなり体現していたとお見受けします。原作者ワイルドが観たら、どうでしょうね、誉めてんだか貶してんだか判らない理屈を巧みに捏ねそうですね。<br /><br />かなりがっさり場面を抜いて再構成しているので、上演時間はだいぶ短かったです。去年の『サド侯爵夫人』 と比して、ほとんど半分くらいだったんではないでしょうか。だからなんかねえ、演劇というより、踊りの公演みたいな印象です。<br />詩のような長台詞が音声として発されると、もうほとんどこれは美しい音楽。それに乗せて、個々の人物の身のこなしは抑制され様式化されて、森山さんのみならず舞踊です。<br /><br />開次さんはなんというか、さすがでした。いきなり冒頭この人の踊りから入るので、何も知らずに観に来た人はけっこうおののくと思うのですが、すごいでも、何かのムード感を一瞬でつくり上げる。<br />手が、とても印象的なのでした。彼がヨカナーン相当のこの修験者役に呼ばれたのは、ひたすらにこの手のためであろうと思われるくらい。戯曲中で彼が囚われていることになっている井戸に相当する「穴」 から、二本の腕ばかりにゅっと伸びて、先端の手が様々な印をきゅっきゅっと結ぶのですが。黒い背景の中にそれはひどく冴え冴えと映えて、もはや人間の身体というより何かの文様に見えるのでした。<br />一度ね、穴から全身出た状態のときに、胸の前で卍の形に組み合わせた手を、ぐるーっと旋回させたのですが、それがえらく美しくてもう。開次さん超素敵！<br />けどこの修験者さんて、宗教的にはどこの類の人なのでしょーか。卍な以上どうがんばってもキリスト教系ではあるまい。って、修験者ってことは修験道なのか。山岳信仰？（←そこ別に追求するとこじゃないし）<br /><br />篠井さんの「姫」 がこれまた。あのねえ、やっぱりねえ、職業「女方」 って言い切って日々研鑽を積んでる人は凄いですよ。もう年季の入りっぷりが格段です。だってちゃんと、紛れもなく、誰にも何の疑念も与えずに、姫は生娘なんです！ 一昨年ブランチ・デュボアだった人が、去年サド侯爵夫人ルネだった人が、無理なく娘っこのおひいさまですよ！ 驚愕。<br />登場いきなり長袴ずるずる引きずってるんで若干びっくりしますが、それはそれで白拍子的蓮っ葉さが女子高生レベルに降りてきたような――ってこれではまったく意味解りませんが、要するに、この舞台の設定時代的に流行最先端行ってる「今風ファッション」 の気配です。<br />踊りの場面では正面観が着物風で後姿がフラメンコ風の真っ赤なドレスにお色直し。例によって実に華麗な衣裳群なのであります。<br />ちなみにこの踊りは、予測の通り舞踊もどきでつくってきましたね。歌舞伎調で、軽やかに若々しい足の運びが実に娘らしいです。余談ですが、この姫の振付の監修にお名前のある尾上青楓さんは、菊五郎さんとこの『十二夜』 でも振付けたりしてて、そういうちょっとチャレンジ系のお仕事を得意としてるのか分かりませんが、ご本人、とっても素敵な踊り手さんです。かなり素敵です。機会があったら皆さま是非ｖ<br />とかいうのはともかく。<br /><br />私は「サロメ」 ネタが大好きなので、この戯曲もとっても好きなのですけれども。だがしかし、オスカー・ワイルドの『サロメ』 というのが、果たして戯曲として面白いのかは実はけっこう微妙なところではないかと思わないこともないのは確かです。まあ基本的に見初めて踊って首切ってキスするだけで、間でいろんな人たちがそれぞれにぐじゃぐじゃと、何か深い意味がありそうな、別にそうでもなさそうな、しち面倒くさい台詞をずるずる喋ってるっていう、実に世紀末っぽい作品なので。<br />だけれども、この戯曲が断固として歴史上極めて優れた偉業であるそのわけは、「サロメ」 というモチーフに演劇という手段を与えたからに他なりません。最初の叩き台があれば、そこからいくらでも自由な発展ができるけれども、まずは誰かが道を切り開かねば。そういう点で、抽象的で観念的で、何か意味がありそうなんだけど、でも実は何もないかもしれない、よく解らない作品として戯曲書き上げたワイルドは実は非常に正しい。どうとでも弄れる余地を用意しといてくれてるので。<br /><br />んで、このワケのわからな～い戯曲の中で、私がとっても好きなのが、ヨカナーンの容姿を延々描写するサロメ姫の長台詞なのです。肌が白いシリーズと、髪が黒いシリーズと、唇が赤いシリーズ。この一連の篠井さんの台詞回しは本当に素晴らしかった！<br />第一ラウンド肌編で、延々誉め上げて「おまえの肌にさわらせておくれ」 って言ったのを拒否られて、くるっと前言撤回して「おまえの肌なんか美しくないもんねー」 って強がりを言い、今度は方向性を切り換えて第二ラウンド髪編。その髪を延々誉め上げて、また「さわらせておくれ」 って言うけれども、またしても拒否られるんで、「おまえの髪なんかきれいじゃないもんねー」 ってくるっと態度をひっくり返して、第三ラウンド唇編へ方向転換。<br />謡うような畳みかけの台詞回しも見事だし、悦にいってるところを拒否られて一瞬ぐっとつまるけれどもまた自分の都合のいいように持っていこうとするご機嫌の変転を明瞭に表出させるのも見事だし、そのお子ちゃまでお姫さまな態度が見事。身体ほどにまだ心が成長していない幼さで。無垢で素直で作為ないという子どもらしさと、ずるくて嘘つきで計算高いという子どもらしさとが自然に混在していて、それは少女という過渡期の残酷さ。見た目「若い女」 とそう変わらないのに中身が子どもっていう、混乱がはらむ悲劇性。<br />ミシマが岸田今日子でやりたかったサロメは、たぶんこういうサロメなのではないかな。スポイルド・チャイルドって。<br /><br />まあー、でも本当に、美しい舞台でした。これはもはや「お芝居」 と呼べる領域からは逸脱してる気はしつつ。女方やダンサーや演出家の、至高の「芸」 を心ゆくまで堪能できる１時間半です。――みじかっ！（爆）<br />だって、去年のサドの半分ですよ？（笑）<br />いや、充実の１．５時間だからそれで不満はまったくないです。<br />とは言え。誰かどこかで、オリジナルな脚色をまったく加えない、超大真面目なストレート上演をしてみてくれる人はいないかな♪ そういうことをすると、もしかしたら戯曲の底が知れてしまう危険もあるかもしれないですが（爆） ]]>
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